習主席 雲南省麗江市を視察
習近平国家主席は19日午後、雲南省麗江市を訪れ、麗江現代花卉(かき)産業パークや麗江古城を視察し、現地の事情に応じた特色ある農業の発展や歴史文化遺産の保護と利用、中華民族共同体意識の醸成などについて事情を聴取しました。
麗江現代花卉産業パークは麗江市古城区に位置し、標高は約2300メートル、面積は約73ヘクタールに及んでいます。産業パークでは48種類のバラが栽培されており、切り花の年間生産量は3956万本に達します。また、18種類のオランダカイウ(カラー)が栽培されており、年間生産量は90万本で、全国市場の90%を占め、全国最大の温室オランダカイウ栽培基地となっています。
パーク内にはインテリジェント温室が設けられており、花々はすべて土を使わない「水耕栽培」技術で育てられています。パークは花卉栽培、コールドチェーン物流、観光レジャー、販売などの機能を兼ね備えており、ローズオイル、スパイスアロマセラピー、エディブルフラワーなどの加工ラインも拡大しています。製品は北京、上海、広州など国内の大都市や日本、ベトナム、ロシアなどの国々にも販売され、周辺の農村に300人以上の雇用を生んでいます。
麗江古城は800年以上の歴史を持ち、宋代末から元代の初めにかけて建設され、明清の時代に栄えた中国国内で唯一、城壁のない古城です。麗江古城は1997年12月に、周辺の大研古城、白沙民居建築群、束河民居建築群などと共にユネスコの世界文化遺産に登録され、旧市街の建物には漢民族、ペー族、イ族、チベット族、ナシ族など多民族の特徴が見られます。(ZHL、坂下)
3月21日ニュース
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