中国は2030年までに多元化食品供給システムをより一層整備
03:38:33 2025-03-20
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 農業農村部、国家衛生健康委員会、工業情報化部がこのほど共同で印刷・配布した「中国食品・栄養発展要綱(2025~2030年)」(以下、要綱)は、中国の多元化食品供給システムを2030年までにさらに整備し、食品の良質化、特色化、ブランド化レベルを持続的に向上させることを明らかにしました。食品の消費構造が栄養健康型に転換され、食品と栄養摂取がよりバランスのとれた合理的なものになり、栄養健康状況がさらに改善される見込みです。

 要綱は良質なたんぱく性食品の供給と消費の増加、食物繊維を豊富に含む食品の供給と消費の促進、栄養型食品の研究開発と加工の加速、健康な食文化の伝承と普及、食品と栄養供給保障システムの構築加速、食品と栄養の持続可能な発展制度システムの改善など、六つの重点任務を打ち出しています。

 専門家は、現在の中国の農業生産、食品加工と食品消費は、栄養面と健康面での需要を満たす新たな段階へと加速しており、人々の需要を満たす上で、より十分で、より質の高い農産物の供給と栄養価の高い食品の提供が不可欠であると考えています。要綱の最大の特徴はこうした要求に応えて「栄養志向」を主軸に据え、食品の研究開発、生産、加工、流通、消費などのすべてのチェーンに栄養面と健康面での需要を組み込むことを強調している点です。(Mou、坂下)

3月21日ニュース

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