中国映画産業の急成長に世界が注目
06:07:51 2025-03-19
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 中国で2025年春節連休(1月28日~2月4日)中に公開された映画の興行収入は総額95億1000万元(約1960億円)で、観客動員数は延べ1億8700万人となり、春節連休の興行成績として史上最高を記録しました。また、今年の映画興行収入は18日時点で前年同期比60%増の240億元(約4960億円)を突破し、観客動員数は延べ5億人を越えて、世界での映画興行収入の45%を占めていることも分かりました。このほど発表された『消費活性化特別行動方案』によると、中国は今後、映画の全産業チェーンを力強く後押ししていく方針です。2025年は中国の映画市場が急ピッチで成長していくことが予想されています。

 4月4日から日本での一般公開が予定されている話題のアニメ映画『哪吒之魔童閙海/日本タイトル:ナタ(哪吒):魔童閙海』は立て続けに記録を更新しています。5000年にわたる中華文明の「精神の宝庫」が「伝統美学+技術による力の付与」による化学反応を起こし、この作品を通して中国発のキャラクターが世界を魅了しています。

 一方、映画の魅力は映画館を飛び出して、旅行や観光の刺激にもつながっています。春節映画の空前の大ヒットは文化旅行市場にも新たなチャンスをもたらしており、映画を題材にした旅のフィーバーや、関連グッズの売り切れなど、映画から生まれたキャラクターが文化旅行・観光市場にも大きな旋風を巻き起こしている模様です。(ミン・イヒョウ、坂下)

3月21日ニュース

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