湖南省永州産の野菜 7時間で香港市場に直送
05:38:49 2025-03-19
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 中国では春耕の季節となり、全国の野菜栽培は繁忙期に入っています。中国中部に位置する湖南省永州市は全国の高品質野菜の生産モデル地域で、広東・香港・マカオグレーターベイエリアに面した地理的優位性を活かし、永州産野菜はグレーターベイエリアの市場でシェア30%以上を占めています。永州は内陸都市ですが、生産した野菜は最速7時間で香港市場に直送することができます。

 永州市の農産物輸出企業の責任者である何海竜さんは、毎日永州から香港まで直送する野菜輸送車両をチェックしており、車両は定刻の午後12時30分に発車します。野菜を輸送する2台の車両には、広東と香港の二つの自動車ナンバープレートが取り付けられており、これは2台が香港域内に直接入れることを意味しています。深センで加工し、二次包装をしなければならなかった従来までの問題を解決し、時間が節約できるだけでなく、コストも削減しました。永州税関はまた、輸出抜き取り検査を事前に栽培と加工段階で実施することにより、通関の段階で輸出野菜の抜き取り検査を実施する必要がなくなりました。

 湖南省永州税関の李江民副関長は、「湖南省で地域を跨ぐ直接供給という画期的な試行を展開し、産地で検査をおこない、産地から地域を越えて香港に直接供給される。わずか7時間で香港に野菜を輸出できることは、野菜の品質の安全性と新鮮さが確保される」と述べました。(藍、榊原)

3月21日ニュース

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