米国の拠出金削減で1000万人超がHIV感染の恐れ=WHO
12:47:23 2025-03-18
世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は現地時間17日、米国が保健衛生関連で各国に提供している資金を突然削減することで、数百万人の命が脅かされる可能性があると述べ、より持続可能な解決策を策定して人命の損失を避けるために、影響を受ける国と対話するよう米国を促しました。テドロス事務局長は一例として、米国の拠出金削減で1000万人超がHIVに感染する恐れがあると述べました。
テドロス事務局長は同日、WHOで開催されたオンライン記者会見で、米国が米国際開発庁、米疾病予防管理センター、その他の機関を通じて各国に直接提供している資金を突然削減することは、世界におけるマラリア、エイズ、結核、麻疹などの疾病の予防と治療を後戻りさせる可能性があると警告しました。また、米国の資金削減が世界のエイズ予防と治療にもたらす影響については、「1000万人以上の新たなHIV感染者と300万人以上のHIVに関連する死亡をもたらす可能性がある」と説明しました。(RYU、鈴木)
3月21日ニュース
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