中国最大の石炭輸送港が再拡張へ 7万トン級バース4カ所増設 
08:04:32 2025-03-18
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 国家エネルギー集団は17日、中国最大の石炭輸送港である黄驊港について、再び拡張工事を行うと明らかにしました。同港における石炭輸送規模の拡張としては4回目となります。 

 今回の拡張工事では、7万トン級石炭船積みバース4カ所、3万トン級バルク品目保管用倉庫エリア18カ所、石炭運搬用ダンプ荷下ろしシステム2つを増設します。拡張工事が完成し稼働すれば、同港の石炭年間輸送能力はこれまでの2億1000万トンから2億6000万トンに、石炭年間貯蔵能力はこれまでの460万トンから514万トンにそれぞれ向上します。 

 河北省滄州市に位置する黄驊港は、西部地域の石炭を東部地域に輸送する「西炭東運」と、山西省や陝西省、内蒙古自治区など北部地域の石炭を鉄道や水路を通じて、上海や江蘇省、広東省などの南部地域へ輸送する「北炭南運」の主要な中枢港です。毎年2億トン超の石炭を搬出し、国内の石炭水路輸送総量の30%前後を占めています。2001年末の稼働開始以来、30億トン超の石炭を搬出し、各地の電気・エネルギーの安全な使用を力強く支えています。(朱、柳川) 

3月21日ニュース

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