外交部 米国には中国とタイの違法犯罪に対する協力に干渉する権利はない
10:01:47 2025-03-17
外交部の毛寧報道官は17日の定例記者会見で、米国のタイ当局者に対するビザ制限についての質問に答えました。
この日の記者会見で、記者が「このほど、タイで拘禁されていた中国国民40人が帰国した。ルビオ米国務長官は、送還に協力したタイ当局者に対してビザの制限などの制裁を科すと発表した。これについてどう思うか」と質問しました。
毛報道官はこれに対し、「中国とタイの二つの主権国家が密航の取り締まりなど、国境を越えた違法犯罪について協力することは、両国の法律・国際法・国際慣例に合致しており、米国には干渉する権利はない。送還された中国国民40人はだまされて不法に出国した後、タイに滞在し、10年もの間拘禁されていた。中国政府には自国民を保護し、正常な生活への復帰を支援する義務と責任がある」と答えました。
また、「米国はこの問題を政治問題化しており、一方では不法移民を無差別に強制送還しながら、一方では他国の正当な法執行協力を不当に非難し、制裁的圧力を加えている。これは典型的ないじめ行為だ」と批判しました。
さらに、「われわれは、中国とタイ両国に対するいかなる悪意ある誹謗や不法な制裁も強く非難し、人権の看板を掲げて国境問題をもてあそび、中国の内政に干渉し、中国と関係国間の正常な法執行協力を妨害することに断固反対する。中国は引き続き中国公民の合法的権益を守り、国際的な法執行協力を強化していく」との立場を示しました。(怡康、坂下)
3月21日ニュース
00:00 /