国務院報道弁公室が17日午前に開催した記者会見において、国家統計局の関係者は、今年に入り産業の新たな成長動力が育成・拡大され、企業の見通しも改善し、産業生産は安定的かつ速いペースで成長を続けていると報告しました。

　最新のデータによると、今年1～2月、設備製造業は前年同期比10.6%増の伸びを示し、前年通年比で2.9ポイント上昇し、産業生産の安定的かつ速い成長を支える力となっています。また今年に入り、中国の産業はハイエンド化、インテリジェント化への発展が顕著に進んでいます。1～2月のハイテク製造業の付加価値は前年同期比で9.1%増加し、前年通年比で0.2ポイント上回りました。

　製品別に見ると、1～2月の生産量は、産業用ロボットが27%増、半導体ウエハーが19.6%増加しました。電子、自動車など重要な産業分野において国産人工知能（AI）汎用大規模モデルの応用が大規模に加速し、産業のイノベーションを促進しています。また、計算能力の需要拡大が関連産業の急速な成長をけん引し、1～2月のデジタル製品製造業の付加価値は、前年同期比で9.1%増加し、サーバーの生産量は同73%増加しました。

　国家統計局の付凌晖報道官は、情報技術や人工知能などの先端技術が産業発展の新たなエンジンになっていると紹介しました。（雲、榊原）