イラン核問題 北京で中国・ロシア・イランが会合
05:54:23 2025-03-14
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 中国政府は北京市内で14日午前、イラン核問題をめぐる中国、ロシア、イランの3カ国会合を行いました。

 会合を主宰したのは外交部の馬朝旭副部長で、ロシアのリャブコフ外務次官、イランのガリブアバディ外務次官が出席しました。三者はイラン核問題及び共に関心を持つその他の問題について意見交換をしました。 

左からイランのガリブアバディ外務次官、中国の馬朝旭副部長、ロシアのリャブコフ外務次官

 外交部の毛寧報道官は会合前日の13日、「中国は国連安全保障理事会常任理事国、イラン核問題の包括的な協議への参加者として、政治外交ルートを通じてイラン核問題を適切に解決し、国際社会の核不拡散体制を維持し、中東地域の平和と安定を促進することを一貫して主張している。北京会合は中国最新の外交努力であり、意思疎通と協調を強化し、対話交渉の早期再開のための条件を作っていくことが目的だ」と述べました。

 イランは2015年、米国、ロシア、中国、英国、フランス、ドイツと核問題についての全面合意に達し、国際社会の制裁解除と引き換えに核計画の制限を約束しました。しかし米政府は2018年、イラン核合意を一方的に脱退し、一連の対イラン制裁を再開しただけではなく、新たな制裁も追加しました。(藍、鈴木)

 

3月21日ニュース

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