内蒙古のフフホト市 人口増を狙う育児支援を実施
05:48:34 2025-03-14
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 中国北部の内蒙古自治区のフフホト市衛生健康委員会は13日、人口の増加と質の高い発展を目指す育児手当に関する実施細則とサービスフローを発表しました。今年3月1日から、要件に適合する家庭に1人目の子が生まれた場合に1万元(約20万5000円)の育児一時金を支給し、2人目の子には5歳になるまで毎年1万元ずつの計5万元(約102万円)を支給し、3人目の子の場合には10歳になるまで毎年1万元ずつの計10万元(約205万円)の手当を支給します。 

 フフホト市は「結婚と出産」「子育て」「保育」の全過程にわたる一連の住民優遇策を打ち出しました。 

 結婚と出産の面では、無料の結婚前健康診断サービスを提供し、適切な分娩鎮痛と不妊治療を医療保険に組み入れました。育児支援の面では、フフホト市での新生児は難聴遺伝子、遺伝性代謝疾患、安全な医薬品使用という3つの健康指標の無料スクリーニングを受けることができます。今年3月1日以降に生まれた子を同市に戸籍登録させる予定の妊婦は、1人当たり毎日無料のミルクを1杯もらえます。ミルクの受給は確認日から1年間です。保育支援では、フフホト市は乳幼児サービスモデル都市の建設を全力で推進し、保育所に入所する3歳以下の乳幼児世帯に毎年600元(約1万2280円)の手当を支給します。

 これらの出産・育児支援措置が実施されれば、フフホト市で子が生まれた家庭は最高で約11万元(約225万円)から12万元(約246万円)の手当を受け取ることができるとのことです。(ZHL、鈴木)

3月21日ニュース

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