中国 昨年の造林と草原整備は767万ヘクタール
06:44:58 2025-03-13
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 3月12日は中国で47回目の植樹節(植樹の日)でした。中国の全国緑化委員会弁公室は同日、2024年の中国の国土緑化状況報告を発表しました。報告によれば、中国では2024年の造林面積が444万6000ヘクタールに達し、草原整備の面積は322万4000ヘクタール、砂漠化や荒れ地化した土地の改良が278万3000ヘクタールに上り、森林カバー率は25%超、森林蓄積量は200億立方メートル超に達しました。

植樹作業をする人々

 中国は昨年、すべての国民を対象にした義務植樹活動を展開しました。そのことなどで、過去1年間には西北、華北、東北地域にまたがる三北防護林プロジェクトの厳しい戦いが大きく前進しました。同プロジェクトでは、土地整備の面積が380万ヘクタールを超えました。

 都市部と農村部の緑化レベルも高まり続けています。「隙間」を生かしたポケット公園が6200カ所、都市部の緑道7300がキロ余り作られました。

 改革深化の継続で、エコによって住民に恩恵をもたらす産業の質と効果が高まりました。2024年の林草産業の生産高は前年比9.6%増の10兆1700億元(約208兆円)に達し、森林を利用した食品生産量は2億トンを超え、主食類と野菜類に次ぐ「第3の農産物」になりました。中国全国の経済林面積は4666万7000ヘクタールに達し、年間生産高は2兆元(約41兆円)を超えました。栽培業、飼育業、観光業など経済利用される森林面積は4000万ヘクタールで、年間生産高は1兆元(約20兆円)に上りました。生態環境を楽しむエコ観光の客数は前年比9.1%増の延べ27億6000万人に達しました。(殷、鈴木)

3月21日ニュース

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