国際物品貿易は安定を維持しながらも貿易政策の不確実性が露呈=WTO
06:10:48 2025-03-13
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 世界貿易機関(WTO)が12日に発表した最新の「物品貿易バロメーター」によりますと、国際物品貿易の景気指数は102.8で、昨年12月の102.7とほぼ同じであることが分かりました。

 WTOは、この数値は国際物品貿易がほぼ安定を維持していることを反映しており、2025年最初の数カ月は成長を続ける可能性が高いとみています。一方でWTOは、貿易政策の不確実性の高まりと新たな関税の見通しは、中期的な貿易に圧力を加えるとの懸念も示しています。貿易政策の不確実性の上昇は、企業や消費者が関連措置の発効以前に前倒しで輸入を進めるため、一時的な貿易の促進は見込まれるものの、今年後半には需要が減少する恐れがあるとのことです。(Lin、榊原)

 

3月21日ニュース

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