【CRI時評】全人代と政協会議から見る中国の全過程にわたる人民民主
07:57:26 2025-03-12
Share

  1年に1度開催される中国の全国人民代表大会と中国人民政治協商会議の年次総会は、世界が中国式民主を観察するための重要な窓口だ。11日の全人代年次総会閉会式で、代表らは「中華人民共和国全国人民代表大会・地方各級人民代表大会代表法」の改正に関する決定を可決し、この民主モデルを観察するための新たな事例を提供した。

 中国において、全人代の代表は、執政党と国家、人民間の「橋」であり、人民を代表して法に則って国家権力の行使に参加し、人民の意見と要求を反映する。

 「民に呼ぶ所あれば、我必ず応じる」。中国において、民主とは、飾りのために用いるものではなく、適時に民意を吸収し、民意に応え、人民の問題解決を助けるものだ。根本的に言えば、全過程にわたる人民民主は中国式現代化の人民を中心とする価値観を具現化している。

 今年の年次総会を例に取ると、各民族、各業界の3000人近い全人代代表と2100人余りの全国政協委員が北京に集い、最新の民意を最も重要な参政議政の場に持ち込んだ。会期中には、人民の疑問や困惑、不安、困難を取り除くため、多くのテーマの記者会見も開かれた。

 「民の盼(ねが)う所、我必ず之(これ)を行う」。民主の良否はその効能によって決まる。中国は全過程にわたる人民民主の健全化を通じて、各措置の適時実施を保証し、経済の質の高い発展と社会・国民生活の改善を促している。

 千頭万緒(種種雑多)な事柄とは結局、千家万戸(多くの家)の事柄だ。全過程にわたる人民民主の下で国民の要求は実現し、自ら主人公になり、中国式現代化の建設は自ずと人心がより集い、より強力なものとなる。

 民主に「最も良い」ものはなく、あるのは「より良い」だけだ。中国式現代化の中で全過程にわたる人民民主を発展させ、全過程にわたる人民民主をもって中国式現代化をより良く推進する。このような相互関係は、中国式現代化の安定かつ長期的な発展を保証するだけでなく、中国式民主をより良いものとし、人類文明のあり方を豊かにしている。(CRI論説員)

3月21日ニュース

00:00 /