世界初のインテリジェント無人母船が中国海南省三亜市に寄港  
05:54:36 2025-03-10
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海南省三亜市の南山港に寄港した世界初のインテリジェント無人母船「珠海雲」号

 世界初のインテリジェント無人母船「珠海雲」号がこのほど、科学観測の任務を終え、中国南部にある海南省三亜市の南山港に初めて寄港しました。今年に入ってから、南山港に寄港した延べ273隻目の科学観測船でもあります。

 「珠海雲」号はインテリジェント無人母船として、無人艇、ドローン、無人潜水機を含むさまざまなタイプの無人システム設備を搭載でき、マルチプラットフォームでの協同作業を実現することができます。高度なインテリジェント化制御システムを備えており、遠隔操作や自律航行モードを通じて、複雑な海洋環境の中で高精度な科学観測任務を実施することができます。「珠海雲」号は、深海探査、海洋環境モニタリング、海洋資源調査などの任務において優れた性能を示し、人類の海洋探査における重要なパートナーとなっています。

 海南省三亜市の南山港は中国初の科学観測用公共埠頭(ふとう)として、科学観測船などに高品質の停泊と関連サービスの支援を提供することに力を入れています。ここ数年、「探索3号」「東方紅3」「海洋地質2号」「北調996」など多くの中国大型科学観測船が南山港に寄港し、昨年通年で寄港した科学観測船は延べ1416隻に達しました。(任春生、榊原)

3月21日ニュース

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