3月8日、第14期全国人民代表大会第3回会議の第2回「部長通路」が人民大会堂で開催されました。生態環境部の黄潤秋部長、水利部の李国英部長、農業農村部の韓俊部長が記者からの質問に答えました。

 　生態環境部の黄潤秋部長は、「過去10年間で、中国の生態環境は根本的かつ画期的な変化を遂げた。2024年には全国の地表水の優良水質断面割合が90.4%に達し、90%の壁を突破した」と述べました。

　水利部の李国英部長は、「近年、地球温暖化の影響が深刻化するにつれ、中国では極端な豪雨や洪水災害が頻発している。これに対し水利部は防災強化を目指し、流域の洪水防止工事システム、降雨状況の監視・予測システム、防災対策システムという三つのシステム構築を進めている。これにより、国民の生命と財産の安全を最大限に守り、洪水被害を最小限に抑えている」と述べました。

　農業農村部の韓俊部長は、「昨年の穀物生産量は約7億トンに達した。この成果は決して容易なものではない。これは全国民の14億人に対し1人当たり500kgに相当し、世界平均を上回る水準である」と述べました。

　韓部長はまた、「今年は貧困脱却の成果を定着・拡大し、農村振興へと繋げる、5年の移行期間の最終年である。移行期間を通じて、貧困脱却の成果は着実に定着し拡大している」と強調しました。（SUI、謙）