「映画に導かれて中国旅行」 2025年ベルリン国際観光見本市で注目集まる
ドイツのメッセ・ベルリンでは現地時間4日、同国を代表する国際観光見本市のベルリン国際観光見本市(ITBベルリン)が開幕しました。会期は3日間です。会場内の中国の展示エリアでは、中国国家電影局と中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)の共催による「映画に導かれて中国を旅しよう」と名づけられた催しが行われています。この催しは巳年(2025年)の春節(旧正月)期間に公開されて世界各地でも上映された中国の映画作品を活用して、映画と観光を融合させたプロモーションを展開し、中国の映画をテーマにした観光ルートや、映画と文化観光の特色ある資源を紹介し、海外の人々の注目を集めています。
近年になり中国映画の国際的な影響力が増大するにつれ、海外では中国の自然の風光や文化の景観、さらに伝統文化に対する関心が高まり、「映画に導かれて中国を旅しよう」が新たなトレンドになりつつあります。
ドイツ旅行協会(DRV)のノルベルト・フィービッヒ会長は、映画と観光を融合させた「映画プラス観光」の革新的なモデルを称賛し、「映画は視覚によって中国の多様な魅力を表現する。観客は美しい自然を楽しむだけでなく、厚みのある文化の蓄積を感じ取り、中国への憧れをかきたてられる」と述べました。
旅行会社大手の中国国際旅行社総社の周占峰インバウンド部門欧州市場室総監によると、同社は人気映画に出て来る情景を体験できる観光ルートを多く企画しました。また、海外52カ所のビザセンターでは、関連する中国映画を繰り返し上映する計画で、「映画プラス観光」のモデルを通じて、世界中の観光客がより直感的に中国文化を感じられるようにして、インバウンド観光市場の発展を推進するとのことです。(Yan、鈴木)
4月25日ニュース
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