国連ジュネーブ事務局と在スイスのその他の国際機関の中国代表を務める陳旭大使は現地時間24日、国際人道法イニシアチブに関するハイレベルイベントで発言し、中国が参加して発足した国際人道法イニシアチブについて説明し、人道主義問題における中国の立場と主張などを紹介しました。

△陳旭中国大使（資料写真）

 　陳大使は発言の中で、「当面の世界では、人道主義の危機が依然として深刻である。国際人道法の確固たる順守をいかに推し進めていくかは、時代の問いであり、中国側が参加して発足した国際人道法イニシアチブの初志でもある。このイニシアチブは国際社会、とりわけ武装衝突を起こした各側に国際人道法への認知を呼び掛けるために努めている。各側の同イニシアチブへの参加を歓迎し、自らの長所を生かして同イニシアチブが注目している異なる分野で努力してほしい」と期待を寄せました。

　陳大使はまた、「中国は国際人道主義事業の積極的な擁護者であり、参加者と貢献者でもある。中国は引き続き人類運命共同体の理念を堅持し、グローバル発展イニシアチブ、グローバル安全保障イニシアチブ、グローバル文明イニシアチブを確実に実施し、和平協議を促しながら衝突地域に平和と希望をもたらしていく。一方、引き続きアフリカなどの発展途上国に援助措置を講じるとともに、人道機関にできる限りの支援を提供し、衝突地域の人々の苦難の軽減に最善を尽くしていく」と強調しました。（Lin、野谷）