ガザ地区でごみが山積み 住民の健康を脅かす
05:37:40 2025-02-21
パレスチナのガザ地区は目下、紛争による深刻な環境危機に直面しており、道路や公共の場所に山積みされたごみが住民の健康と生活に重大な脅威をもたらしています。
パレスチナとイスラエルの衝突以来、ガザ地区ではごみ収集を含む公衆衛生サービスが完全に崩壊し、道路がごみを廃棄する唯一の場所となっています。イスラエルによる15カ月にわたる攻撃と破壊により、ガザのインフラ再建は極めて困難な課題となっています。ガザ市街地に設置された仮設のごみ埋立地は、すでにほぼ満杯状態です。
国連の推定によると、ガザ地区では住宅の90%以上が損傷し、一部は完全に破壊され、がれきの総量は約4200万トンに達しているとのことです。ガザ地区の自治体職員によると、ごみ処理用の機械のほとんどが紛争中にイスラエル軍により破壊され、現在は停戦合意が成立しているものの、イスラエルの管理下にあるごみ処理場にアクセスできないため、ガザ地区の至る所でごみは堆積し続けています。(雲、榊原)
3月21日ニュース
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