王毅外交部長 安保理のハイレベル会議で中国の四つの主張を紹介
国連安全保障理事会は現地時間18日、今月の議長国である中国の提唱の下、「多国間主義を実践し、グローバルガバナンスを改革・改善する」ことについてハイレベル会議を開催しました。会議は中国共産党中央政治局委員の王毅外交部長が主宰し、国連のグテーレス事務総長が情勢説明を行い、安保理メンバーなど、多くの国の外相を含む100カ国以上のハイレベル代表が出席しました。
王毅外交部長は席上、「大きく変化する世界構造に直面する中、グローバルサウスは現代化に向けて共同で歩むという歴史的快挙に着手するだけでなく、グローバル・ガバナンスシステムの改善プロセスにおいて主導的な役割を果たさなければならない。われわれは真の多国間主義を回復し、より公正で合理的なグローバル・ガバナンスシステムの構築を急ぐ必要がある」と述べた上で、中国の四つの主張を紹介しました。
王外交部長は、「第一に、主権平等を堅持すること。グローバルガバナンスを推進する中で、各国は平等に参加し、平等に政策決定し、平等に利益を得る。第二に、公平と正義を堅持すること。国際問題はもはや少数の国によって独占されるべきではなく、グローバルサウス諸国は自身の正当な権利と利益を主張し、それを守る権利を有している。第三に、団結と協力を堅持すること。共に協議し、共に構築し、共に享受するという原則を堅持し、協力を対立に取って代え、ウィンウィンを通して多くの『損失』を防ぎ、大きな団結によって『小さな輪』を打破しなければならず、加盟国が協力できないがために多国間機関が機能不全に陥り、効果を上げられないことを座視してはならない。第四に、行動を堅持すること。延々と続く戦火、罪のない人命の損失、新興技術の挑戦に直面する中、国連の機関はスローガンを叫ぶのではなく、問題を解決しなければならない」と指摘しました。(RYU、坂下)
4月15日ニュース
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