「中日友好迎春音楽会」が北京で開催
04:59:00 2025-01-27
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 中国人民対外友好協会と北京荷風芸術基金会が共催する『中日友好迎春音楽会』が25日、北京市内で開催されました。中国人民対外友好協会の楊万明会長、在中国日本大使館の金杉憲治大使をはじめ、両国の関係者約120人が出席しました。

 イベントの冒頭、楊会長、金杉大使、そして北京荷風芸術基金会創設者の李風氏があいさつを行いました。

あいさつに立つ中国人民対外友好協会の楊万明会長

 楊会長はあいさつで、「中日両国は地理的に近く、文化的にも深い関係を持っている。今日、私たちは中国の芸術家たちと、荷風芸術団の子どもたちによる素晴らしい音楽の祭典を共に楽しむために集まった。現在、両国の関係は改善と発展に向けた重要な時期を迎えている。音楽は私たちに力を与え、希望をもたらしてくれるものだ。今日のコンサートが中日友好交流の新たな始まりとなり、両国間の友好事業に新たな活力を注ぐことを心から期待している」と述べました。

在中国日本大使館の金杉憲治大使

 金杉大使は、「今年を振り返ると、コロナによって途絶えていた日中交流が回復しつつある年だった。各レベルでの交流が再スタートし、まさに辰年にふさわしい力強い年となった。ハイレベルや経済団体の交流に加えて、民間レベルでも多くの交流が行われた。新たな一年には、日中関係がさらに発展することを心より期待している」と語りました。

北京荷風芸術基金会創設者の李風氏

 李風氏は、「北京荷風芸術基金会は昨年11月、河北省雄安新区、山西省大同市、江蘇省張家港市の農村部の小学生と中学生約100名で編成された管弦楽団、合唱団、美術グループよる代表団が日本を訪れた。彼らは全員初めての海外渡航で、実際、農村部の子どもたちによる大規模な芸術交流団の訪日は初めてのことだ。中日両国の青少年が一堂に会し、音楽を通じて交流する姿は、まさに中日民間交流の歴史的な瞬間だった」と振り返りました。

歌を披露する中国の歌手成方円さん

河北省雄安新区荷風児童合唱団の子どもたちと来賓による記念撮影

 また、音楽会では、中国で活躍する歌手の成方円さんがギターの弾き語りで、さだまさしさんの「秋桜」と中国の名曲「童年(子供の頃)」を披露しました。さらに、荷風雄安合唱団の子どもたちは、中国の名曲や久石譲作曲の「崖の上のポニョ」、ベートーヴェンの「歓喜の歌」など、会場に元気あふれる歌声を響かせ、会場全体が温かい感動に包まれました。(取材・写真:趙雲莎)

3月21日ニュース

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