中国華龍洞遺跡の華龍洞人 東アジア最古の人類と考古学的に実証
06:58:16 2024-12-09
華龍洞遺跡で発見された古代人類の頭蓋骨(ずがいこつ)
中国東部安徽省東至県に位置する華龍洞遺跡で8日、考古学的成果が発表され、華龍洞人は東アジア地域で現代人に進化した最初の古代人類であることが明らかになりました。
華龍洞遺跡は1988年末に発見されました。2013年以降、中国科学院古脊椎動物と古人類研究所および安徽省文物考古研究所などの共同チームが複数回の体系的な発掘を実施し、比較的完全な古人類頭蓋骨(ずがいこつ)1例を含む計約20の個体がある古人類コロニー、古人類が製作・使用した石器400点余り、80種以上の脊椎動物の化石を発見しました。同位体年代測定などの総合的な研究により、華龍洞の古人類の生存期間は今から約30万年前であることが確定され、華龍洞人はこれまで東アジア地域で発見された現代人の特徴が最も多く、現代人に移行した最も早い古代人類であることが確認されました。
華龍洞遺跡は北京周口店遺跡に続き、中国で発見された人類の化石や石器など人類の活動の証拠を豊富に含む重要な古人類遺跡で、東アジア地域の現代人の進化を探求するために重要な材料を提供しました。(ヒガシ、榊原)
3月25日ニュース
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