12月1日は世界エイズデーです。国家疾病予防コントロール局によると、中国におけるエイズは、輸血による感染はほぼ阻止され、母子間の感染と麻薬の注射による感染が効果的に抑えられているのに加え、診断・治療能力が向上し、性行為による感染の危険的な行為がやや減少し、重点地区における予防と治療の効果が著しく、感染状況は全体的に低いレベルに抑えられているということです。

　感染の特徴で見ると、感染者の生存報告数は年々増加し、新たに報告される感染者数は減少しており、性行為による感染が全体の98％を占め、異性間の性行為による感染が70％以上を占めています。報告では主に50歳以上の男性の感染者数とその割合が年々上昇傾向を示しています。報告された青年・学生の感染者数には変動が見られるが、全体的には安定しており、主体は男性同士の性行為による感染だということです。

　国家疾病予防コントロール局は、近年、効果的な宣伝教育、総合的な関与、検査・スクリーニング、治療・ケア、母子間感染遮断などの分野で全面的なエイズ予防・治療活動を展開しており、これらの措置を通じて我が国のエイズ予防・治療活動は著しい成果を収めていると紹介しています。（シンエン、坂下）