成都音楽坊で都市の「音楽」を味わう

　中国四川省成都市武侯区に位置する成都音楽坊では近年、音楽、文化、クリエイティブ、商業IP（人の精神的な創造行動から生まれた創作物や、営業上の信用を表した標識など、経済的な価値を有したモノの総称）などの要素を大いに融合させた夜間イベントを企画し、夜間の新型没入型音楽体験シーンを構築し、カルチャーや旅行などの消費を改善しています。

△成都音楽坊の街並み

△成都音楽坊街区の風景

　音楽坊の中心的な道路である「糸竹の道」は、元々は普通の古びた小道でしたが、今ではカラフルな五線譜が路面や壁面に描かれています。また、糸竹の道には望江・音楽家十二楽微博物館などが思い思いに散らばっており、館ごとに特色があり、館ごとに歴史を持っています。

　レコード広場、音楽大通り、錦江音楽広場、九眼橋酒場街などのメディア空間やナイトバザール、中国大学生音楽芸術祭などの夜間テーマイベントを行うことによって、音楽坊の「会場には公演があり、街頭には演芸があり、庭園には歌声がある」という美しい「音楽の街」が実現しました。（帥、坂下）