北京
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王毅国務委員兼外交部長は17日、北京で張明・上海協力機構(SCO)事務局長と会談し、「ウクライナ危機がもたらしたさまざまな影響に直面する今、SCOは最も広範囲かつ最大の人口を擁する国際組織として、地域および世界の安全と安定の維持に、より積極的な役割を果たさなければならない」と述べました。
また、王外交部長は張明事務局長の就任を祝い、中国はSCOの主催国として、事務局長と事務局の仕事をこれまで通り支持すると表明しました。さらに、事務局が重要なイベントの開催、団結・協力の維持、重要な協力の推進において、新たなスタイルで新たなチャレンジを行い、新たな成果を収め、SCOの団結力、行動力、影響力を絶えず向上させていくよう期待すると述べました。
また、「現在、世界は激動の変革期を迎え、人類社会が直面する安全と発展の環境は複雑で厳しい」と指摘した上で、「SCOは『上海精神』を大いに発揚し、加盟国の団結協力を深め、相互支持を強化すべきであり、共同、総合、協力、持続可能な安全保障の概念を積極的に実践し、地域の安定と安全を維持しなければならない。冷戦思考に逆戻りし、陣営の対立を形成することには、断固反対する。不法な一方的制裁に断固反対し、国連憲章の趣旨と原則を尊重し、国際公平と正義を守らなければならない」と強調しました。
これに対して、張明事務局長は「事務局を率いて積極的に職責を果たし、仕事を着実に遂行し、各分野の協力を調整・推進し、SCOの発展に貢献していく」と述べ、さらに「SCOはウクライナ情勢を強く懸念しており、できるだけ早く平和と安全を取り戻し、世界の長期的な安定を実現することを望む」と述べました。(閣)