北京
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2022年北京冬季オリンピックの開会式では、「二十四節気」のカウントダウン、氷雪の中から五輪マーク誕生、思いがけない五輪点火式……想像力に富んだ映像が次々と世界各国の観客に映し出されました。また、開会式の音楽でも、中国の農村部の子供たちがギリシャ語で歌う「オリンピック聖歌」や、華やぐ開会式のテーマソング「雪花」が印象的でした。今週の中国メロディーでは皆さんと一緒に北京冬季オリンピックの開会式の美しい音楽をもう一度お楽しみください!
「オリンピック聖歌」
北京冬季オリンピックの開幕式では、トラ模様の服に身を包んだ44人の農家の子供たちがアカペラでギリシャ語の歌「オリンピック聖歌」を歌い、清らかな歌声と澄んだ眼差しで多くの観客の心を動かしました。
44人の子供たちは河北省の農村の小学校の児童で、最年長は満11歳、最年少はわずか5歳でした。開会式への出演は、長年山奥に住んでいた子どもたちにとって、人生初の大舞台に立つ経験となりました。
リーダーの劉凱先生は、「完璧ではない部分もあったが、子供たちの純朴さは最高だった」と話しました。出番が終わると、子供たちは興奮し、ハイタッチをしたり抱き合ったりして喜び合っていました。11歳の孫さんは、「みんな自信を持って歌った。自分の演技はとても素晴らしかったと思う」と興奮した様子で話していました。
「雪花」
「雪花」をテーマにしたオープニングセレモニーでは、ハトの形の灯りを手にした約100人の合唱団の子どもたちが鳥の巣体育館で踊ったり、戯れながら歌ったりする姿が美しく、ロマンチックでした。
今回の開幕式のテーマソング「雪花」は中央音楽大学作曲学部の張帥教授が作曲しました。張帥教授は2008年の北京夏季オリンピックに向けて自作の作品を応募したことがありましたが、残念ながら落選しました。しかし、14年ぶりに北京冬季五輪の舞台で世界に音楽の才能を披露することとなったのです。
歌の意味について、張帥教授は「雪花」は美しく純潔なものへの憧れを象徴している。雪は溶けて大地を育む。冬季オリンピックは世界中の人々を一つにする橋のようなものだ」と語りました。
「世界を愛で満たす」
あなたの顔をそっと持ち上げて
あなたの涙を拭いてあげる
この心は永遠にあなたのものだ
もう一人じゃないよ……
北京冬季オリンピックの開幕式では「人民に敬意を表する」をテーマとしたパフォーマンスが迫力に満ちていて、人々の心を温めてくれました。世界各地から来た70人余りの若者が「世界を愛で満たす」という美しいメロディーに合わせて肩を並べて鳥の巣競技場を横切っていきました……
このシーンで感動したという人もたくさんいるのではないでしょうか。この「世界を愛で満たす」は作曲家の郭峰さんが1986年に世界平和コンサートのために作曲したもので、平和を愛するという人類共通の願いを歌っています。音楽の力で愛を呼び覚まし、障害を乗り越えて、世界平和を実現したいという人々の美しい願いが込められています。