北京
PM2.577
23/19
国連のグテーレス事務総長は10日、国際社会がより大きな創造力と決意で、対話と調停による衝突解決のチャンスを見出そうと呼びかけました。
グテーレス事務総長は同日、トルコで開かれた第8回イスタンブール調停会議でビデオ演説を発表し、世界各地で衝突がエスカレートしている事態に懸念を示しました。グテーレス事務総長は、「地政学上の対立や衝突の地域への拡大、断片化が平和を求める努力を阻害している。新たな技術の出現で、より多くの人が世界の安定を破壊する能力を手にした。悪意あるインターネット利用のような、新たに登場した潜在的な衝突で、グローバルガバナンスの構造にあるギャップを際立たせている」と指摘しました。
さらに、「国際社会はこれらの動きに対策を講じ、より大きな創造力と決意で、対話と調停による衝突解決のチャンスを見出さなければならない。国際社会はよりよい形の解決策を考え、集団による調停を通じて、『国連憲章』が提唱する紛争を平和的に解決するという中核的な原則の実現に努めなければならない」と強調しました。(藍、鈴木)