北京
PM2.577
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中国の月探査事業のチーフデザイナー呉偉仁氏はこのほど、中央テレビ(CCTV)のインタビューで、月探査の第4期プロジェクトとして、2030年までに月の南極に着陸し、科学研究拠点を設置する計画があることを明らかにしました。
月の南極を選んだ理由について、呉氏は、「月の南極では白夜と極夜のような現象が起こる可能性が高く、白夜の場合、180日間連続して太陽が出ていると予想される。これは無人または有人探査にプラスとなる」と説明しました。
さらに、呉氏は、「月の南極には深さ約10キロにも及ぶクレーターがある。その中に水があるかどうか、探しに行く。長年、日差しを受けない場所のため、水があるとすれば氷の状態となっているだろう」と述べました。
なお、中国の月探査の第4期プロジェクトは2021年末に正式に立ち上げられ、主な目標は月の南極での科学調査の展開、月科学研究ステーションの基本型の構築です。3回に分けて任務を実施し、2030年までの完了を計画しているということです。(鵬、星)