【CRI時評】実験室情報を緊急削除、米国は何を心配しているのか

2022-03-10 11:19  CRI

【CRI時評】実験室情報を緊急削除、米国は何を心配しているのか

 ロシア国防省はこのほど、軍事行動の過程で、米国の支援を受けてウクライナ国内で軍事生物計画が行われていたことを発見したと発表した。一方で、2月末には在ウクライナ米国大使館がホームページ上から米国の生物実験室に関する文書を緊急削除している。米国はいったい何を心配しているのか。

 米国が自ら公開しているデータによると、米国はウクライナ国内に26カ所の生物実験室を有している。それらの生物実験室は米国防総省の管理下にあるという。ある報道によると、それらの生物実験室内には大量の危険なウイルスが保管されていて、米国が文書を削除したのは、データがロシア側に渡るのを防ぐとともに、それらの生物実験室が世界に危害を加える責任から逃れるためだという。

 別の報道によると、米国は何年も前から世界30カ国にある336カ所の生物実験室を管理してきた。海外だけでなく米国内でも生物軍事活動を行ってきたが、フォート・デトリック生物実験室近くのコミュニティーで新型コロナウイルス感染症と症状が酷似した「電子たばこ由来の疾患」が発生したことについては、いまだに世界からの問いに答えていない。

 大量の証拠が示しているように、米国が国内外に設置した生物実験室は、「平和的研究」のふりをしているものの、実際には生物軍事活動に従事している。米国のある科学者は、国防総省の生物実験室で生物兵器の研究・開発が行われていると認めている。

 真相は覆い隠せないものだ。ますます多くの証拠が示しているように、米国の行動は「生物兵器禁止条約」違反であり、国際社会の質疑と調査を受け入れなければならない。ウクライナと周辺地域の人々の健康と安全を保証するためにも、米国は速やかに具体的な状況について公表するとともに、国内外の生物軍事化活動についても全面的に明らかにするべきだ。(CRI論説員)

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