北京
PM2.577
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雲南省中部の玉渓市と楚雄市を結ぶ高速道路にある緑汁江大橋が9日、無事に連結されました。緑汁江大橋は世界の道路建設史上で初となる1本塔柱の単径間スチール製箱桁つり橋であると同時に、780メートルにも及ぶメインスパンと最大傾斜角54度のトンネルアンカレイジも、世界記録を更新しました。
△玉渓・楚雄高速道路の緑汁江大橋が連結
緑汁江大橋は、玉渓・楚雄高速道路の重点プロジェクトで、易門県と双柏県の県境付近に位置する跨川橋です。大橋の全長は798メートル、片側2車線、設計速度は時速100キロで、両岸ともにトンネルと直接つながっています。橋のスチール製箱桁は計61のセグメントからなり、箱桁の総重量は約1万トン、最も大きいセグメントのつり上げ荷重は180トンを超えています。
プロジェクトが完成すれば、楚雄イ族自治州双柏県に高速道路がないという歴史に終止符が打たれ、周辺の県・鎮との相互接続が実現し、大橋両岸を渡る所要時間は従来の1時間半からわずか2分にまで短縮され、雲南省中部の観光と経済成長の推進に重要な役割を果たすことになります。大橋の主体工事は全て完了しており、間もなく付帯工事が始まります。(ZHL、柳川)