北京
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ウクライナとロシアの衝突が続く中、ドネツクでは、砲撃の影響で、電気や暖房、飲料水の供給が不足しています。
6日、人道支援物資を載せたトラックがようやく到着しましたが、地元の商店などは、ウクライナ軍の砲撃でほとんどが破壊され、生活必需品の供給が途絶えている状況です。地元住民は、緊急対応部門の支援を求めています。
ドネツクの住民ソフィアさんは、中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)のインタビューに対し、「ここには高齢者が大勢いる。80歳、90歳、さらに103歳も。体の不自由な高齢者もいる。通信や暖房、ガスがすべて遮断されている今、物資の支援が命だ」と支援物資の到着に感謝を表しました。
また、地元の責任者によりますと、すでに配布された物資のほか、より多くの日用品を載せたトラック2台が近いうちに到着する予定です。村では、周辺の警備が強化され、住民向けの避難勧告が出されています。
村の責任者ユーリ・マカロフさんは、「まずは女性や子ども 高齢者を避難させた。専用列車を手配してロシアに行きたい人はロシアへ、ドネツクより安全な場所を求める人には臨時避難場所へ行けるよう、住民本人の意志によって手配する」と説明しました。
また、3月8日には国際女性デーを迎えたことを受けて、地元でも支援物資のほか、女性たちには花が贈られ、厳しい状況の中、心温まるシーンもみられました。 (琳、CK)