北京
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展示会の入り口
北京冬季オリンピックが円満に終わり、北京冬季パラリンピックが続く中、古都北京は2022年に、五輪史上初めて夏と冬のオリンピックを成功させた「ダブル・オリンピック・シティー」になりました。北京冬季オリンピックの競技会場の一つである北京市延慶区は延慶博物館と連携して、海淀区と協力し「冬季五輪の夢を叶え 無形文化遺産の情熱を伝える」をテーマとする無形文化遺産展示会を開催し、北京で行われたオリンピックの縁を結び続けています。
清時代宮廷の「氷嬉図」に基づく「タイムトンネル」
展示会は「延慶・海淀両区の無形遺産と冬季五輪の概要」「五輪シーン体験」「無形文化遺産と人文的冬季五輪との対話」「無形文化遺産と100年冬季五輪の約束」「無形文化遺産がグリーンな冬季五輪を迎える」「無形文化遺産が冬季五輪を包む」の6つの展示エリアに分かれ、延慶・海淀両区の優れた無形文化遺産プロジェクト45項目が集められています。国家、北京市と区レベルの無形文化遺産作品300点余りを展示しているほか、展示会は科学技術を採用し、音、光とデジタルによるパフォーマンスで、中国の伝統的な無形文化と世界のオリンピック文化の2つの要素を融合した展示を行っています。開催中、来場者は無形文化遺産伝承者と現場で交流することができ、織物などの作品の手作り体験もできます。
この展示会は5月30日まで開催される予定です。(張 CK)
国家レベルの無形文化遺産プロジェクトで楽器の管の製法である宏音斎笙管による作品
北京市レベルの無形文化遺産プロジェクトの絹や綾を重ねた刺繍作品
展示場で来場者に作品の作り方を指導する無形文化遺産伝承者の張永華さん(左)
無形文化遺産プロジェクトの焼き絵の作品
無形文化遺産プロジェクトの切り絵の作品
無形文化遺産プロジェクトの京繍(北京の刺繍)の作品
無形文化遺産プロジェクトの皮の彫刻の作品
無形文化遺産プロジェクトのクルミの皮を継ぎ合わせる手法で作った作品
無形文化遺産プロジェクトの古琴斫製法(はつり製造方法)で作った作品