北京
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23/19
香港取引所が25日発表した2021年通年の業績報告によりますと、通年の収入およびその他の収益は前年比9%増の209億5000万香港ドル(約3096億円)で、収入と純利益はいずれも過去最高を記録したとのことです。
業績期内の香港の新株資金調達市場は非常に活発で、香港取引所は引き続き世界をリードする資金調達センターの一つとして、新規上場企業98社を迎え、公募による資金調達総額は初めて3314億香港ドル(約4兆8977億円)に達しました。
アナリストによりますと、マクロ経済環境が試練に満ち、新型コロナウイルス感染症が収束しない中で、香港取引所は2021年も好調で、収入およびその他の収益、純利益はいずれも過去最高を更新しました。現物市場の出来高、上海・深セン・香港相互取引、債券相互取引の取引量はいずれも最高値を更新し、低金利環境が投資収益に与える影響を相殺したとのことです。
香港取引所の史美倫主席は、「2022年の世界経済は回復が続くと予想されているが、感染症の見通しは依然として不透明であり、地政学的リスクが続く中、海外旅行の制限や予想される利上げなどの要素が来年の業務に影響を及ぼす。しかし、香港取引所は、アジアの主要な取引所グループとして、優位性を備えており、顧客や提携パートナー、監督管理機関、その他の保有者との協力を通じて、傘下の市場とコミュニティーで持続可能な発展と社会の繁栄を推進していく」としています。(雲、柳川)
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