北京
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イギリスが香港市民を対象に導入する「英国海外市民(BNO)旅券計画」について、外交部の汪文斌報道官は25日の定例記者会見で、「一部の英国人は過去の植民地の夢に浸り、多数の香港人を英国の“二等公民”にしようとしている」と指摘しました。
英内務省は24日、1997年7月1日以降に生まれた18歳以上の香港市民を対象に、両親のどちらか一方がBNO旅券を持っていれば、英国のビザを単独で申請できるスキームをこの10月に導入すると発表しました。
汪報道官は、「英国のこうした動きは関係覚書の約束に根本的に背くもので、香港問題に公然と介入し、中国の内政に乱暴に干渉し、国際法と国際関係の基本準則に違反している。中国はこれに強い不満と断固とした反対を表明する」と指摘しました。
汪報道官は、「中国はいわゆるBNOパスポートを有効な旅券および身分証明書として認めないとともに、さらなる措置を講じる権利を留保することを宣言しており、これによりもたらされるすべての結果は英国側が責任を負うことになる」と強調し、「中国は英国に歴史の大勢を冷静に見つめ、香港で植民地時代の影響力を継続させたいという幻想を放棄し、直ちに誤りを正し、香港問題に対する一切の干渉を停止するよう促す。香港を混乱させ、香港の繁栄と安定を損ねようとするいかなる企ても決して思い通りにはならない」と指摘しました。(Yan、坂下)