北京
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20日に閉幕した北京冬季オリンピックの開閉会式では、宇宙開発で蓄積された技術が大規模に応用されました。
2月4日の開会式では、大きな雪の結晶が吊り上げられ、巨大な氷の塊がLEDスクリーンからせりあがるシーンなどが注目されました。
技術保障を提供した中国航天科技集団によりますと、広さ1万522平方メートルの開閉会式のメインステージには4万枚以上のLEDスクリーンが敷き詰められています。中心には直径16メートル、重さ約300トンの円形の昇降台が設置されていて、わずか70秒で地上に浮上できます。それを支えているのは、地下に巨大なコントロールセンターが設置されているからです。なお、この舞台システムを開発した技術者は、ロケット打ち上げ支援システムの設計を担当したエンジニアです。宇宙開発で蓄積した経験から、万が一の失敗に備えて、二つのシステムを同時に搭載しました。
なお、開会式で長さ22メートル、幅7メートル、高さ10メートルの氷の塊を立ち上がらせるには、ロケット設計に使うシミュレーション技術を応用し、風の影響を計算したということです。(Yan、CK)