北京
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中国国家発展改革委員会が17日行った記者会見で、高い質で共に豊かになっていく発展・建設の推進を支持するモデルエリアの事例として、浙江省の状況が紹介されました。
2月17日の記者会見の様子
浙江省人的資源・社会保障庁の陳中副庁長はその席で、「大学卒業者が浙江省で就業する場合、省政府は生活補助金や住宅購入、賃貸住宅補助金など2万元(約36万円)から40万元(約725万円)を支給する。また、大学卒業者が起業する場合、10万から50万元(約181万~907万円)の貸付を利用できる。起業に失敗した場合、貸付額が10万元以下の部分は政府が全面補填(ほてん)し、貸付額が10万元以上の部分は政府がその80%を補填する」と説明しました。
陳副庁長はまた、「今年の全国の大学卒業者は1000万人を超えると見込まれている。大学卒業者は貴重な人的資源であり、彼らの就業問題を解決することは重荷や負担では決してない。浙江省はこのチャンスをつかみ、優秀な人材を積極的に導入し、蓄積する」と述べました。
浙江省政府は大学生の起業を奨励するほか、貧困人口を対象に技能や学歴、年齢を問わない「愛の働き口」を推進しています。最低でも月収4500元(約8万円)が保障されるとのことです。
中国東部の沿海地区に位置する浙江省は雇用の需要が大きく、浙江省以外各地から来て働く人は約2300万人に達するとのことです。(藍、鈴木)