北京
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中国とアルゼンチンは2月19日に国交樹立50周年を迎えます。両国間の貿易額はこの50年間、当初の600万ドルから178億ドルまでと、3000倍近くに成長しました。また、アルゼンチンが正式に「一帯一路」という「大家族」に加入することに伴って、中国とアルゼンチンの協力はより深い方向に発展することになります。
特に最近5年間は両国が13件の農産物貿易協定を締結したことで、チェリーやナシ、リンゴ、肉類、蜂蜜、ナッツ類などアルゼンチン産の多くの農産物が中国に輸入されるようになりました。それと同時に、中国はエネルギーや交通などのインフラ設備の建設の分野でアルゼンチンへの投資を増やしています。中国政府商務部の高峰報道官は10日、記者の質問に答えて「両国の経済貿易関係は50年間にわたり、健全で安定した発展を維持してきた」と評価するとともに、アルゼンチンは中国にとってラテンアメリカ地区における工事請負の重要な市場と説明しました。
年内には、中国とアルゼンチンが協力して建設した口径40メートルの電波望遠鏡が完成し、稼働を開始する予定です。また、中国の極地科学観測船である雪龍号はこれまで数多く、アルゼンチンに寄港して補給を受けました。すなわち、アルゼンチンは中国の南極探査に重要な補給を提供してくれる国です。アルゼンチンのフェルナンデス大統領はこのほど、中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)の取材に応じて、「アルゼンチンと中国の友情はすでに半世紀の道を歩んできた。これは非常に貴重で重要である。両国はここ数年、多くの協力協定を締結した。私たちは中国にアルゼンチンに目を向けてもらった。中国はアルゼンチンが前向きに発展するために絶えず協力してくれている。両国関係は非常に重要だ。中国はすでに現在の世界経済の中心的な役割を担っている」と述べました。(藍、鈴木)