北京
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外交部の趙立堅報道官は9日の定例記者会見で「北京冬季オリンピック聖火リレーの最終ランナーは、正常な手続きで決められたものだ。米国にあれこれ口出しする資格はない」と強調しました。
報道によりますと、ホワイトハウスのサキ報道官はこのほど、北京冬季オリンピックの開会式で新疆出身のウイグル族の選手が聖火リレーの最終ランナーを務めたことについて「中国の一部地域で起きている人権侵害やジェノサイドから注意をそらすことになってはならない。こうしたことがあるから、米国は外交的な代表団を派遣しなかった」と指摘しました。
これを受けて、趙立堅報道官は「米国が言う『ジェノサイド』とは世紀の嘘である。冬季オリンピックを政治化し、新疆問題を利用して中国に泥を塗るという米国の下心は暴かれた。米国のような誤ったやり方では支持は得られず、徹底的に失敗するに違いない。『ジェノサイド』とは何なのか?米国が先住民に対して行ってきたことこそが『ジェノサイド』ではないか。米国はインディアンへの『ジェノサイド』という歴史的な犯罪を誠実に認め、着実な措置を講じて、インディアンやアフリカ系、アジア系などのマイノリティーへの人種差別を減少させるべきだ」と示しました。
米国では、インディアンに対するジェノサイドが行われた結果、15世紀末から20世紀初めにかけて、インディアンの人口が500万人から25万人に激減したということが分かっています。米国は長期にわたり、マイノリティーへの人種差別という持病を抱えています。(シンエン、謙)