北京
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国家電影(映画)局の最新統計によりますと、春節期間中の映画商戦(1月31日―2月6日上映)での興行収入は60億3500万元(約1100億円)に達したということです。コロナ低リスク地域の映画館入場率を75%以下に制限し、中・高リスク地域の映画館を閉鎖するというコロナ予防・抑制政策を取ったにも関わらず、同時期の映画興行収入としては歴代2位の成績を収めました。
観客は延べ1億1400万人で、注目の映画は8本。興収ランキング1位となった『長津湖之水門橋(Battle At Lake Changjin II)』は、抗米援朝時期における戦役である「長津湖の戦い」を背景に、志願軍7連の兵士たちが、敵が撤退する鍵となる「水門橋」で激戦を繰り広げる様子を描いています。
ランキング3位の『奇跡(Nice View)』は、中国の大都会・深センを舞台に、青年が妹の手術費を集めるために仲間たちと起業するサクセスストーリーを描きました。愛情と友情に関するリアルで素朴な表現が好評を呼んでいます。
アニメ映画も春節期間中に欠かせないジャンルです。中国の名作アニメシリーズ「喜羊羊与灰太狼」と「熊出没」は、それぞれ『喜羊羊与灰太狼之筐出未来(Pleasant Goat and Big Big Wolf: Dunk for Future)』劇場版と『熊出没・重返地球(Boonie Bears:Back To Earth)』を公開。後者は上映初日の興行収入が1億元(約18億円)を突破し、入場率57.4%で、前作の記録を更新しました。(怡康、浅野)