習近平主席から返信受け取った米ステイラクーム市長「我々は共に未来へ」

　米国北西部ワシントン州の沿海都市であるステイラクーム市のディック・ムリ市長は、寅年の春節（旧正月）期間中に習近平主席からの返信を受け取りました。ムリ市長は「中国の国家主席が毎日どれほど量の手紙を受け取るかは想像できる。私は小さな街の市長にすぎない。返信を受け取って非常に感激している」と感謝の意を述べました。

自宅で北京冬季オリンピック開会式を見るムリ市長（右）

　返信を受け取ってから数日後、ムリ市長は自宅で北京冬季オリンピックの開会式の生中継を見て、「とても素晴らしかった。また見たい」との感想を述べました。ムリ市は、中国が初めての冬季五輪大会の開催に成功すると確信しています。

　ムリ市長によりますと、ステイラクーム市には中国と長年に渡る友好往来の伝統があります。2006年には海南省文昌市と友好都市関係を樹立しました。ムリ市長はしばらく前に、習主席に中国との友好の伝統を推進する気持ちを伝える手紙を送り、「私と家族、およびステイラクーム市の6700人の住民は皆、選手らの素晴らしい競技をテレビで見ることを楽しみにしている。寅年が平和、友情、団結を増進する年になるようお祈り申し上げる」との思いを伝えました。

　ムリ市長は、「ワシントン州と中国との貿易関係は密接だ。ステイラクーム市は米中往来の扉の場所にあり、中国と海をはさんで向かい合っている。米中両国の経済が互いに頼り合っていることを強く感じている。この友好関係は維持すべきであり、双方はより密接になるべきだ」と述べました。（玉華、鈴木）