北京
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北京冬季オリンピックの扉を開くと、ウクライナ出身のニカさんのような熱意あふれる多くのボランティアを目にするだろう。2019年に大会ボランティアを国内外から募ると、開始からわずか4日で応募者は46万人を超えた。これは中国による「オープンなオリンピック開催」の縮図であり、「オープンな中国」の魅力でもある。
中国は2015年に冬季オリンピック招致に成功すると、北京夏季オリンピックと他の国の開催経験を参考に、冬季オリンピックの準備の全過程においてオープンという理念を貫いてきた。大会組織委員会は、外国人専門家37人を選任し、外国籍の専門技術スタッフ207人を招き入れて、準備作業に参加させた。
同時に、中国側は、競技施設の建設や製氷造雪、試合計画、トレーニングへの参加などにおいても、国際的なスポーツ団体と主体的に協力して、一連の飛躍的な進展を成し遂げ、国内外のスポーツ交流を力強く促してきた。
世界に向けて、未来に向けて、現代化に向けて、北京冬季オリンピックを対外開放のための「ブースター」とすることが、中国の揺るぎない約束だ。中国の「ウインタースポーツ発展計画(2016~2025年)」によると、2025年までに中国のウインタースポーツ産業の規模は1兆元(約18兆円)に達する。北京冬季オリンピックを契機として、多くの外資企業が、中国のウインタースポーツの発展という「快速列車」に乗り込んでいる。
北京冬季オリンピックは、中国の開放拡大を支える重要な力として、世界のスポーツ事業とウインタースポーツ産業の発展に豊かなチャンスをもたらしている。オリンピックはスポーツの祭典であるだけでなく、異なる文明が交流するためのプラットフォームでもある。大会エンブレム「冬夢」からマスコット「ビンドゥンドゥン」「シュエロンロン」まで、国家スキージャンプセンター「雪如意」から国家スピードスケート館「氷のリボン」まで、大会の一つ一つの符号は、中華文化をアピールするユニークな窓口となり、中国の「オープンなオリンピック開催」がオリンピック精神の発揚と東西文明融合の促進に重要な貢献をしている証しとなっている。
北京冬季オリンピックは明日、正式に開幕する。このオープンなプラットフォームに集う全世界の人々は、競技の祭典を分かち合うだけでなく、世界のスポーツ交流や開放・協力、文明の学び合いを促す中国の決意と努力も目にすることになるだろう。(CRI論説員)