北京
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23/19
あと数日で、北京冬季オリンピックが開幕する。この大会を象徴する色には、雪や氷の純潔な白色以外に、環境保護を意味するグリーンがある。これこそ、世界が注目する北京冬季落オリンピックの輝ける特色だ。
「グリーン」は北京冬季オリンピックの主要な理念であり、「オリンピック・アジェンダ2020」が求める持続可能な発展にもしっかりと合致している。北京冬季オリンピックは中国が「カーボン・ピークアウト」、 「カーボン・ニュートラル」の約束を宣言してから、初めて中国で挙行される大規模な国際競技会だ。そのため、中国がいかに「グリーンオリンピック」を実現するかに、国際社会から強い注目が集まっている。
中国は2015年に冬季オリンピックの招致に成功して以来、「グリーンオリンピック開催」の理念を現実化してきた。それらは「環境への影響」、「地域の新たな発展」、「よりよい生活の実現」という3部分で構成される。中国はそれらについて、119項目の具体的措置を制定した。
最も重要なエネルギー関連を例にするならば、北京冬季オリンピックで使用される26カ所の会場に供給される電力は「100%グリーン発電」によるという、歴史的快挙が達成される。すなわち、全てが再生可能エネルギーで賄われるわけだ。低炭素会場は「グリーン冬季オリンピック」のもう一つの名刺だ。北京冬季オリンピックの全ての会場建物は、いずれもグリーン建築標準を満たしている。それ以外にも、オリンピックの競技会のために使用される車両のうち、8割以上が水素燃料車あるいは電気自動車だ。この割合は歴代冬季オリンピックの中でも最高だ。
国際オリンピック委員会のバッハ会長は最近になり、「北京冬季オリンピック組織委員会は炭素排出の削減や環境保護についての多くの措置を採用して、北京冬季オリンピックを中国の持続可能な発展に貢献させるという約束を実現させた」と発言した。
まもなく、ウインタースポーツの担い手である健康な若者が、全世界から北京冬季オリンピックの競技場にやってくる。世界はその時、競技スポーツの美だけではなく、持続可能な発展を追い求める中国の実践を目撃し、世界の気候変動対策に積極的に参与する中国の責任感を実感することになる。
今回のスポーツの祭典は「力」と「美」を人々に提示すると同時に、エコ文明を発揚することで、世界に銘記される大会になるに違いない。(CRI論説員)