北京
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香港最大の政治団体である民主建港協進連盟(民建連)は30日、「香港今年の漢字2021」の選出結果を発表し、「疫」が「今年の漢字」に選ばれました。
民建聯の宣伝・広報委員会が実施する「香港今年の漢字2021」の選考が1月12日から27日まで行われ、3244人が投票に参加しました。
「疫」「守」「奥」「穏」「変」「通」「善」「安」「民」「選」の10候補の中から、「疫」が714票を獲得して2021年の「香港今年の漢字」に選ばれました。
主催者側によりますと、同イベントの審査委員会は「疫」という字について「急性、大規模および致命的な感染症」と解釈しているということです。「疫」が表している社会的出来事として、新型コロナウイルスによる感染状況が依然コントロールされておらず、多くの国や地域でいまだに厳しい感染状況が続き、全世界の人の往来と経済活動に影響を及ぼしていることを指しています。
また、「通」と「穏」がそれぞれ今年の漢字の2位と3位に選ばれ、市民の通関迅速化を望む声や、香港の国家安全維持法施行後の安定を取り戻した社会を実感する声を反映しています。
「香港今年の漢字」選出は2013年から行われており、主催側が香港市民に呼びかけ、候補となった10の漢字の中から、その年を代表する漢字を1つ選ぶものです。(張、坂下)