北京
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国際スキー連盟(FIS)は公式サイト上で、中国選手が北京冬季オリンピックのアルペンスキー全11種目の出場資格を獲得したことを公表しました。中国の冬季オリンピックの参加において史上初となるアルペンスキー全種目出場が実現する見通しです。
△張洋銘
11種目の中で、女子スーパー大回転が、中国選手がこれまで基準に達していなかった最後の種目でした。オーストリアのシュラートミングで7日に行われた、女子スーパー大回転のFIS公認のポイントレースで、中国の孔凡影と倪悦名が見事なパフォーマンスを披露。試合後のポイントはいずれも基準をクリアしたため、中国はアルペンスキー全種目の出場資格獲得に成功しました。
シュラートミングでの試合結果により、孔凡影は、中国アルペンスキー合宿チームの中で初めて女子5種目全ての出場資格を獲得した選手となりました。男子ではこれまでに張洋銘と徐銘甫が5種目全ての出場資格を獲得しています。
アルペンスキーは冬季五輪で注目度が高い競技種目で、「冬季五輪の王冠の真珠」とも呼ばれています。男子と女子はそれぞれ滑降、スーパー大回転、大回転、回転、複合の5種目が設けられています。ほかに男女混合の国別対抗戦もあります。全種目はいずれも完走時間によって成績が決まりますが、各種目の競技の特徴によって、滑降とスーパー大回転は「高速系」、大回転と回転は「技術系」と呼ばれています。
国際スキー連盟の規定によりますと、各国選手団は、北京冬季五輪に最多で男女各11人の選手を派遣できます。最終的な出場枠の割り当ては17日以降に決まります。(ZHL、柳川)