北京
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王毅国務委員兼外交部長は12日、トルコのチャウシュオール外相と江蘇省無錫市で会談しました。
双方は、カザフスタン情勢など共に関心を寄せる国際・地域問題について意見交換を行いました。王外交部長は「中国は地域や国際問題におけるトルコの独特な役割を重視しており、多国間の協調と協力を強化し、中国とトルコを含む新興市場経済体の共通の利益を共に守っていきたい」と述べました。
さらに、「中国とトルコは戦略的パートナーとして、互いの信頼と支持の強化に取り組むべきだ」として、「歴史や民族などの認識の違いについては、二国間のチャネルを通じたコミュニケーションを強化し、相互理解を深めるべきだ」と強調しました。
また、王外交部長は質問に応じ、米英豪の原子力潜水艦協力に対する中国側の立場を説明し、「中国は各国と共に、世界の核不拡散体制を守っていきたい」との考えを示しました。
トルコは、中国と「一帯一路」イニシアティブの共同建設に関する協力文書に署名した最初の国です。チャウシュオール外相は「トルコは『中間回廊』計画と『一帯一路』イニシアティブの共同建設との連携の強化を望んでいる。両国が新たに合意した二国間通貨スワップ協定は非常にタイムリーであり、トルコ側はこの協定を十分に活用するよう企業に働きかける」と表明した上で、両国の原発協力を積極的に推進し、新エネルギーなどの協力の可能性を十分に掘り起こしていきたいとしました。(ヒガシ、鳴海)