北京
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米政府系放送局「ボイス・オブ・アメリカ(VOA)」のニュースサイトの6日付報道によりますと、アフリカにおける世論調査を行う団体「アフロバロメーター」が2019年から2020年にかけてアフリカ34カ国で行った世論調査で、アフリカ人の63%が中国の影響を肯定的に見ていることが分かりました。
中国路橋工程有限公司(CRBC)などが建設するモンバサ・ナイロビ標準軌鉄道
ケニアのウフル・ケニヤッタ大統領はこのほど、中国路橋工程(CRBC)が建造を請け負うナイロビ高速道路を視察し、「中国との関係はウィンウィンに基づいた互恵共栄のパートナーシップだ。インフラの改善は人々の生活をより便利にし、ケニアの経済発展の鍵でもある」と評価しました。
ナイロビ高速道路を視察するケニヤッタ大統領(真ん中)
2019年10月に着工したナイロビ高速道路は、ジョモ・ケニヤッタ国際空港やナイロビ市内の中央ビジネス地区(CBD)などを結ぶもので、総延長は26.8キロ、設計速度は時速80キロ、投資総額は約6億ドルに上ります。
ナイロビにあるモンバサ・ナイロビ標準軌鉄道のインランドコンテナデポ
中国の外交政策に詳しいマドリード自治大学のマリオ・エステバン教授は「ケニア人は道路や学校を利用することで中国がもたらす直接的な利点を目にしている。相当数のアフリカ人が中国を有益なパートナーだと見ている」と述べています。(ジョウ、柳川)