北京
PM2.577
23/19
春節(旧正月、2022年は2月1日)が近づいてきました。年越し用品のリストに欠かせないのが花です。花を扱う各地の市場は今、書き入れ時を迎えています。
四川省瀘州市の花市場は、色鮮やかで縁起のよい意味を持つ花で溢れています。種類はコチョウラン、ケイラン、キンカン、ギンヨウセンネンボクなど多くが揃っています。店側は花に、中国語では「鴻運当頭(=新年の出会いがしらに好運に遭遇)」、「発財金橘(金持ちになって金のミカン)」、さらには「花開如意(思いのままに花開く」などと工夫を凝らしためでたい名をつけて販売しています。
瀘州市内の花市場で店を経営する郭さんによると、春節の年越しの際に市民に特に好んで求める花にはシンビジウム、グズマニア、シクラメンなどです。
「花の街」と呼ばれる広東省広州市では、春節の際に花を飾るのが欠かすことのできない昔からの伝統的な習わしで、中でも人気があるのは桃の花です。春節まであと1カ月足らずとなった現在、広州市白雲区石馬村では桃の花が順調に成長しており、間もなく出荷が始まります。花農家にとって今は、特に多忙な時期なのです。
広州市白雲区では今年も、オンライン花市場が開催されます。消費者はネットを利用して桃の花、コチョウラン、キンカンなどを買うことができるので、外出せずとも「花市をそぞろ歩く」ことができるのです。(閣、鈴木)