北京
PM2.577
23/19
2022年の新年を前に、全世界がもっと素晴らしい明日が到来することを待ち望む中、日本政府がこのほど福島原発放射能汚染水の海洋放出計画を発表して独断専行で誤った道を突き進もうとしていることに、日本国民および周辺諸国は不安と怒りを覚え、人類共通の未来は脅威にさらされている。
日本政府が今年4月、福島原発放射能汚染水の海洋放出を正式に決定すると、国際社会から極めて大きな疑問と反対の声が上がった。それから8カ月、日本側は国際社会の度重なる懸念にも耳を貸さず、うそをでっち上げ、あの手この手を使い、放射能汚染水の海洋放出計画を進め、誤った意思決定を国際社会に押し付け、太平洋沿岸諸国にリスクを負わせている。これは極めて無責任かつ身勝手で、国としての信用や名誉のかけらもない行動だ。
日本が世間の非難を物ともせずに平然と天下の大罪を犯すのは主に経済的思惑によるものだが、短期的な勘定はしても、長期的・総合的な勘定はしていない。実際、放射能汚染水の海洋放出によって最も直接的な影響を受けるのは日本の東北地方の農・漁業生産と人々の健康だ。さらに、全世界の海洋生態系と人類の健康にも未知で潜在的な影響が及ぶことになる。放射能汚染水に含まれる炭素14は今後数千年にわたって環境中に存在し、DNAを損傷する恐れがある。
全世界のあちこちから非難の声が上がっているにもかかわらず、米国が自らの戦略的必要性から日本の放射能汚染水海洋放出計画に支持を表明していることも、日本が怖いものなしに誤った意思決定を強行する重要な外的要因の一つだ。日米はぐるになって生態環境と人類の健康に危害をもたらしている。
日本は、許されない大きな過ちを犯して歴史の罪人に成り下がってはならない。(CRI論説員)