北京
PM2.577
23/19
2021年最終回の火曜ハイウェイを迎えました。これまでの一年、多くの方々にご愛聴いただき、心から感謝申し上げます。新しい年も皆さんの温かい応援の中で引き続き楽しい放送を送り出したいと思っております。
これまでの一年をどのように振り返るのか、先日、北京市内で開かれた「中日の文化交流」がテーマの「こんにちはサロン」の会場で参加の皆さんにマイクを向けてみました。
「こんにちは」サロンは、中日の友好交流の促進に志す有志の皆さんが、「コロナ禍の国際交流」を模索するために立ち上げた交流の場です。2021年、合わせて3回のサロンを開きました。12月18日に開いた3回目のイベントにはキャノン中国の小沢秀樹董事長、北京魯迅博物館の専属カメラマン田中政道さん、日本科学技術振興機構北京代表所の横山聡さん、そして、サロンの発起人で、広東省のスワトウにあるスワトウ大学ジャーナリストとコミュニケーション学院の加藤隆則教授がパネラーとして出席し、会場には各界からの参加者100人がいました。
今週の番組のメニューです。
▼2021年中国で注目されたスポーツニュース(続き)
▼2021年を振り返る 「こんにちは」サロンでの取材
12月18日に開かれた「こんにちは」サロンの様子(撮影:中島浩司)
北京スケッチ【北京植物園の朝】(12月27日 平文智撮影)
<お便りありがとう♪>
★名古屋・ゲンさん
冬季オリンピックがいよいよ目前。関係者のPCR検査や行動規制が始まり、緊張もいやがうえにも増しますね。自転車で50分も走って、首鋼ビッグウェアーにたどり着き、チャリンコのベルまで鳴らして現場レポートをした、王小燕さんの意気込みが伝わってきました。ジャンプ台がハイヒールみたいという形容は、眺めている地点との距離を感じ、具体的なジャンプ台の角度もバーッと目に浮かびました。
百度は検索だけでなく、AI自動運転の車も作っていることに驚きました。でも「大根速く走れ」っていうネーミングは、オリンピックにはのんびりしすぎているんじゃないでしょうか?白い雪の中で寝転んで走る白い大根は重そうだし、目立たないでしょ?私だったら「人参真っ赤になって走れ」にします。いつかきっと写真や動画も見られることでしょう。私の意見が正しいと言える日が来ることを楽しみにしています。
夕日に映える首鋼工業パーク(12月15日 王小燕撮影)
★高知県四万十市右山五月町・杉村和男さん
四万十川河原のイルミネーション(12月26日 高知県四万十市 杉村和男撮影)
冬至には、高知では、お風呂の中に柚子をいれる「ゆず湯」に入る習慣があります。これをすると、風邪を引かないと言われています。 また冬至には、みかん、にんじん、うどん、と言った「ん」の付く食べ物を食べると良いと言われています。調べてみますと、冬至を境に「運(うん)が到来する」という言い伝えがあるようです。 北京冬季五輪が近づき、オリンピック一色になってきましたね。
愛媛県西予市の四国カルストの雪景色(11月25日、杉村和男撮影)
「高知県西部〜四国西南部は、海岸から標高1400メートルを超える四国カルストまで標高差が有り、北国と南国と二つがあるようです」
東京オリンピックが一年遅れて開催されましたので、翌年には早や、冬のオリンピックと、珍しい展開になりました。日本でも北京オリンピックの代表選考を兼ねた競技大会が、連日のように行われています。現在は、フィギュア・スケートですね。男子では、ご存知の羽生結弦、宇野昌磨という先の冬季オリンピックで、金、銀メダルを獲得した、スーパー・ヒーローが居ます。また、ジャンプ競技では、男子の小林陵侑、女子の高梨沙羅、更にスケート・ボードの平野歩夢ら、活躍の期待される選手がたくさん居ます。オリンピックでは予想もしなかった伏兵の出現も多数有り、感動的なドラマがたくさん生まれることでしょう。
私にとって最も思い出深い、冬季オリンピックは1972年に開かれた「札幌オリンピック」です。私はまだ小学生でしたが、当時、70メートル級ジャンプという競技で、笠谷幸生が「金」、金野昭次が「銀」、青地清二が「銅」メダルを獲得して、表彰台を独占したことで、日本中が大いに沸きましたね。オリンピックのテーマ・ソングだった「虹と雪のバラード」(歌:トワエモア)も、よく聴きましたし、歌ったものです。
ところで、この年、大きな出来事が有ったのをご存知ですか?「日中国交回復」です。当時、社会の授業で、リアル・タイムで教わったことが、大変懐かしく思い出されます。日中国交正常化を記念し、中国から「カンカン」「ランラン」の、2頭のパンダが贈られ、空前のパンダ・ブームになりました。市内のスーパーなどに行くと、店頭が多くのパンダ・グッズで溢れていたのを思い出します。
愛媛県西予市の四国カルストの雪景色(11月25日 杉村和男撮影)
★宮崎県・ラジオネームD.Dさん
今週も楽しく拝聴しました。また私の疑問にお二人が丁寧に答えて下さり、答えに導いて頂いた様に思います。
あの全紅嬋選手の実家前の大フィーバーは、小燕さんの指摘の様に先ずソーシャルメディアの普及が背景にあり、広東省湛江市の村の環境などの要素が重なって起きたものと感じました。そして他の中国の人気選手に起こる事ではなく、幼い紅嬋選手の頑張りとインタビューが特別に注目を集めた社会現象に近いものだった様に思いますね。また斉鵬さんの指摘にも全く同感ですね。あの時集まった人々の大半は、幼い紅嬋選手に心動かされて自然発生的に集まったのでしょう。集まった人達も、紅嬋選手や家族も、まさかこれ程の大フィーバーになるとは夢にも思わなかったのではないでしょうか。
また小燕さんから紅嬋選手についてリスナーにとても分かりやすく紹介頂きました。紅嬋選手の金メダル獲得後も、お父さんは企業からの賞金も豪邸も全て辞退した事が、多くの中国人民から支持された事も記憶に新しいです。最近は紅嬋選手の話ぐらいしか投稿していないのですが(苦笑)お二人から暖かい言葉も頂き嬉しく思っています。斉鵬さんのコーナーは今年の東京五輪・パラリンピックの印象的シーンの回想でしたが、開催中リアルタイムに多くの選手や競技の話題を伝えて頂き、リスナーの私もすっかり中国選手通になれたかなと思っています。
小燕さんお馴染みのマイクリポートも、競技場がある首鋼パーク散策から、間近に迫る北京冬季五輪が感じられましたね。
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