北京
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中国外交部の27日の定例記者会見で趙立堅報道官は記者から、「(アフリカの)ナイジェリアなどは最近、有効期限が切れたアストラゼネカ製の新型コロナウイルス用ワクチン106万回分の新型コロナワクチンをやむを得ず処分した。西側から受け取ったワクチンは同国に運ばれた時点で有効期間がわずか4~6週間しか残っていなかった。これについてどう論評するか」との質問を受けました。
趙報道官は、「現在は全世界においてワクチン生産量が増加し、接種率も上がっている。しかし多くの発展途上国は依然としてワクチン不足という困難に直面している。アフリカでは人口13億人のわずか7.5%しか接種を完全に終えていない。少数の西側の国は自国が必要とする量をはるかに超えるワクチンを買い占めており、莫大な浪費が発生している。米国の公開データによると、今年の3月から9月まで、米国では少なくとも1510万回分のワクチンが無駄になった。米国で無駄になったワクチンは、多くの発展途上国のワクチン接種数をはるかに上回っているとする米国メディアの報道もある」と述べました。(任春生、鈴木)