北京
PM2.577
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今回紹介したいのは、隠海Fine cafe&canteenというお店です。コーヒーとマフィンがメインメニューとして若者の中で人気があるそうです。
元々は上海で開店し、あまりにもおいしいと話題になったことから、2018年までに、10店舗も開きました。そして同年、北京へ進出。しかし、2019年からコロナ禍によって、観光業と飲食業は想像もしないダメージを受けました。そのため、1年間ぐらいはずっと静かになっていましたが、今年の後半に、一気に人気が爆発しました。店の場所は後海の近く、北京市の中で最も静かでリラックスできる路地にあります。
日本にはマフィンの店も結構あるかもしれませんが、北京には、このような店は非常に珍しいんです。だから、今回はここでマフィンとコーヒーをメインにしたお店に出会って、なんだか日本へ旅した気分になりました。
入り口に飾り気はなく、レンガの壁の上に、FINEという文字が控えめにあるだけです。外から見ると、一階建ての建物のように見えますが、実は室内は巧妙に二階建てになっています。一階の半分は地下に沈んでいて、2階の空間は日当たりがよく、とても暖かかったです。
ドライパイナップルのマフィン、サンドイッチ、サツマイモとあんこのスープ、そして冬の看板商品―焼き芋とアイスクリームのデザートを注文しました。
マフィンの上には分厚いどろどろの濃厚な白いクリームがかかっていて、ナイフで丁寧に切っていくと、ふんわりとして、心もやわらかくなります。視覚的にも味覚的にも、中国国内のマフィンの中で、高いレベルだと思います。
そして!
中国の冬に必ず登場するものといえば!焼き芋です。焼き芋の甘さ、キャラメルの甘さ、そしてアイスクリームの甘さ、三つの甘さが絶妙に加わっておいしかったです。
サツマイモとあんこのスープで、なんだか日本の温泉を思い出してしまいました。サンドイッチもおいしくて…本当に最高のブランチでした。
店:隠海Fine cafe&canteen
場所:後海南沿い柳蔭街甲2号(恭王府の近く)
営業時間:11:00~19:00